山寺

このエントリの続き。北山形から仙山線に乗って山寺駅にやって来ました。
雨はさらにひどくなったんじゃないかという感じで、もうこのまま仙台に行ってしまおうかと思ったけど、せっかくなので下車した。くじけそうだったけど。
駅のホームから、もやに煙る山寺(立石寺)が見える。周りは静かで、霊場としてふさわしい。駅舎から出て山寺へ向かう。

まずは本堂から。木が字のままで、無骨だけど、このような雰囲気のほうが好感が持てる。日本らしい。

本堂におまいりしてから、いよいよ山寺の本番である石段にチャレンジ。
...の前に、土産物屋のおばちゃんに呼び止められ、玉こんにゃくを食べる。寒かったので、一緒に出てきたお茶がありがたいことありがたいこと。

こんにゃくとお茶で充電して、石段に向けて出発。

森の中を一つ一つ上っていくと、途中で人とすれ違う。こんな雨の中上っている狂人は私ぐらいかと思ったけど、そんなこともないよう。

道中にはお地蔵さんもあり、静かな雰囲気とあいまって神妙な気分になってくる。そんな中、上り続けていると、観光ポスターでおなじみの風景に。

奥の門を抜けると、奥の院の敷地。下の土産物屋のおばちゃんが、ここから学校に通っている子どもがいるって言っていたけど、なるほどポストがあった。ちゃんと日本郵便が集配してくれるようで、生活のある場所なんだなということがわかった。

そのポストを横目にしてさらに奥に進むと行き止まり。そこにあるのが奥の院。ふもとの本堂と同じようにシンプルな構造。それが山とマッチしている。もちろんお参りしたよ。旅の無事と手術の成功を。

お参りのあとは、山寺の町を見下ろす。ところどころに花が咲き、まるで桃源郷のよう。私は下界を見下ろす仙人になったかのよう(嘘)

あとは階段を下り、山寺をあとにした。階段はきついといううわさを聞いていたけど、意外と大丈夫だった。

山形名物の芋煮を食べて、仙山線山形県を後にした。