北海道旅行2日目(1/31)

この日は湧網線代替バスで網走へ。そこから釧網線ノロッコやSLを乗り継いで釧路へ。釧路で少し時間をつぶしてから、根室線で厚岸へ。そこで泊。おいしいカキを食べまくる(笑)
一人しか泊まっていないサロマ湖ユースホステルで起床。部屋の窓からはサロマ湖が見えて、少し凍っているのがわかる。でも、日の出はちゃんと見られず残念。

アレントさんから朝食のアナウンスが入り、行ってみると、コタツの上にいっぱいの料理が。一人しかいないのにこんなたくさん用意してくれて感動。味もすごくいい。

朝食を満喫してからペアレントさんの車でバス停へ。やっぱり暖かいらしく、本来ならサロマ湖が全面結氷して、スノーモービルで移動できるぐらいになっているはずらしい。全面結氷のサロマ湖見たかったなー

定刻に到着したバスで網走へ。微妙に凍ったサロマ湖を見ながら東へ走る。さすがに日本第三の湖だけあってでかい。

カーリングの街常呂に到着。ここで少しトイレ休憩を入れるとのこと。常呂のバスターミナルはかつての常呂駅の跡地に建っていて、ターミナルのすぐ裏はオホーツク海。運転手さんの話だと湧網線はバスの道路よりも海側を走っていたらしい。さぞきれいな車窓風景だったんだろうなあ。なくなったのが本当に残念。

その後は能取湖網走湖を見ながら網走まで。こんなに車窓が豊かなところはそうそうない。雪原の先に見える水面がまぶしい。オホーツクの景色は本当に雄大。また来たいな。

日本最北の乗換駅、網走駅に着いたらちょうど札幌行きのオホーツクが出るところだった。きっぷを買ってから、釧路行きの快速しれとこの出発まで時間があったんで、駅横のローソンでビールを購入(笑)
改札が始まり、今回の旅ではじめての鉄道乗車。北浜までで下車。

北浜は駅からオホーツク海が見える、とても海に近い駅。駅舎の中には「停車場」という喫茶店が入っているけど、まだやっていなかった。喫茶店じゃない部分は名刺がたくさん。以前大畑駅で名刺を置いてきたんで、ここでもやろうと思っていたけど、名刺持ってくるの忘れた^^

せっかく海が近いから、浜まで行ってみることに。波はなかなか高いけど、やっぱり流氷は見えず。海を眺めていると、波が押寄せてきて、靴に水が入ってしまった... 冷たいんで、急いで退散し、駅に戻る。
駅に戻ると観光バスが到着していて、たくさんの観光客がいた。関西から来たと思しき人たちは「北浜やから次は淀屋橋やね」って言ったけど、をぃ(笑)。

そんな中僕は展望台に戻り、網走で買ったサッポロクラシックを飲みながら知床連山を見ていた。知床も行きたいなあ。それで流氷が見られたら最高だね。
あとは海を背に記念撮影して、やってきたノロッコ号に乗車。

北浜から乗ってきた人も多く、ノロッコ号は大混雑。指定席取れなかったのわかるわ。自由席も展望車は地元幼稚園の団体さんが乗車してるなどで空きがなく、普通車両に荷物を置いて車内を探検。
ストーブがあって、暖かい。するめを焼いている人もいた。


ぬいぐるみがあちこちに置いてある。ふくろうとかクマとかきつねとか。残念ながらどれも見られなかったけど... 車窓はやっぱり流氷がないということでいまいち。列車に乗っている観光ガイドさんの話では、流氷観光には運も必要だと言うことなので、何回もチャレンジしないとだめなのか。

やたらと四角く、モダニズムチックな知床斜里駅に到着。ここから標茶駅までJR北海道の運行しているツインクルバスに乗り換え。ここでも乗客が僕以外中国人という状況。どこまで行っても中国人いるのが道東か。
一応ガイドさんが同乗しているけど、中国人ばっかなんで大苦戦していた。外国人観光客を迎え入れるには人材や施設の整備がやっぱり必要だよね。

途中斜里岳屈斜路湖、硫黄山を見ながらの旅だった。やっぱり何もない。ひたすらに雪原。夏はいったいどんな風景なのかを確かめたくなる。硫黄山では寒い中けっこう観光客がいた。

標茶からはSLに乗車。そういえば、飯田橋駅で指定券発見した時に駅員さん駅名読めていなかったなあ(笑) 駅で待っている人はお約束どおり中国人が多い(笑)

牽引するSLはC11だけど、標茶駅に転回する施設がないから後ろ向きで釧路まで走るらしい。ちょっとかっこ悪い。
ノロッコ号と同じく車内にストーブが設置。ここでも、かまぼことかいろいろと焼いていた。僕も売店でかまぼこ買ったけど、焼いたほうがおいしかったかな。
それから、白いプリン「ネージュ」も買ったけど、これは本当にうまい。味わい深いけど、くどくなくて最高でした。

湿原は夏に来たことあって、そのときは一面緑だったけど、さすがに今は一面白。ところどころでエゾジカが見えると車掌さんが急いでアナウンス。そんな繰り返しが楽しい。写真には撮れなかったけど、丹頂鶴も1匹見られた。
丹頂鶴の餌付けをかつてやっていた茅沼駅ではSLを待ち構えるカメラマンがずらりと勢ぞろい。ちょっとびびる。寒い中お疲れ様^^

釧路川は凍ることなく雄大に流れていた。車掌さんの話だと冬のほうが木々に葉がないため、見通しが利いて川の流れがよく見えるとのこと。以前ノロッコに乗ったときにちゃんと見た記憶のない岩保木水門もしっかり見ることができた。

東釧路が近づくとさすがに家が増えて、湿原の面影は消えうせた。個人的には夏の湿原のほうがドラマチックでいいかな^^ 冬だと普通の雪原とあまり変わらない...

釧路からは根室線に乗り換えるけど、時間が空くので駅近くの和商市場へ。2004年夏の北海道旅行でも行って、お土産を買い、勝手丼を食べた場所。さっき車内で飲み食いしたんで勝手丼は食べなくてもいいかなと思ったけど、おばちゃんに声をかけられたんで、せっかくだし、ということで食べた。ボタンエビやうに、いくら、カレイとかを乗せてもらったんだけど、ボタンエビとカレイの身が締まっていてうまい。

それから市場を物色していたら、2004年の時にお土産を購入した田村商店のお兄さんに声をかけられる。このお店は和商市場の中で一番トークがうまいと思う。2004年に来たことを話すと、少し安くしてもらえた^^ ほっけやいくらを購入し、家へ送ってもらうことに。いくらは添加物が入っていないんで、すごくうまい。東京で買うのとは比べ物にならないほどプリプリしているし。

釧路駅に戻り、根室線根室行きに乗車。途中下車する際精算*1したんだけど、そのときにもらった復路専用乗車券で入場。この復路専用乗車券というのははじめて見た。
車内には部活帰りと思しき高校生が半分ぐらい。彼らは厚岸まで乗っていたんだけど、ずいぶんと長距離通学だなあ。16時過ぎに根室を出たときにはまだ明るかったけど、17時ごろ厚岸に着くころには真っ暗になっていた。車内は暑くてうつらうつらしながらの旅だった(笑)

厚岸では駅のまん前にあるホテル「五味」に宿泊。かきえもんプランというので予約しているんで、カキ料理への期待で胸を躍らせながらチェックイン(笑)

食事の時間になったんで食堂に行くと、既にテーブルいっぱいの料理が。これだけでもすごいのに、まだこれから料理が来るということでテンションがどんどんあがる。

まず、生牡蠣がご到着。これがかきえもんという厚岸オリジナルの品種なんだけど、めちゃくちゃうまい。よく生牡蠣を「フルーティ」と表現するけど、なぜそんな表現をするかがわかった。最初レモン汁をかけて食べたんで、レモン汁かけすぎかと思って、次はそのまま食べた。そしたら、すごくさわやかで、柑橘系のものを食べたんじゃないかと思った。
次に焼き牡蠣が到着。これもうまい。焼いて少しフルーティ感は薄れたけど、噛むほどに味わいが広がる。
あとはカキをベーコンで巻いた料理も来た。ベーコンのうまみとカキが混ざって最高。
もちろん牡蠣鍋も、あさりの白ワイン蒸しも、刺身も最高。地酒もおいしかったし、最高の食事でした。奮発した甲斐があった。

大満足のまま風呂に入り、「容疑者Xの献身」を読んで就寝。いよいよ明日は北海道最東端の場所へ。

*1:標茶根室の乗車券では東釧路〜釧路が飛び出してしまうため