北海道旅行1日目(1/30)

この日は羽田空港からオホーツク紋別空港に飛び、ガリンコ号周辺を観光。それから名寄本線と湧網線代替バスを乗り継いで宿泊地のサロマ湖ユースホステルへ。
羽田空港からオホーツク紋別へ。オホーツク紋別はもちろん初の空港。
飛行機が尻屋崎の上空を通過してしばらくすると、いよいよ北海道。すごく広い雪原は十勝平野かな? なんて思いながら飛んでいると、オホーツク海が見えてきた。飛行機からも結局流氷の姿かたちは確認できず。実に残念。

オホーツク海上空まで行ってから旋回して着陸。紋別空港の第一印象は「とにかく小さい!」
以前行ったことのある但馬空港に匹敵するかもしれん。ボーディングブリッジなんて高級なものはなく、タラップから徒歩でターミナルビルへ。ターミナルビルもすごい小さい。一日1往復羽田便が就航しているだけだからなー

空港からバスで次の予定地のガリンコ号乗り場に行こうと思ったら、近くのバス停に停まらないらしい。タクシーを使うか、と思ったけど、待ってないぽかったので、とりあえずバスで紋別のバスターミナルへ。それからタクシーに乗って乗り場へ。

この時のタクシーの運転手さんからいろいろ情報仕入れたけど、やっぱり異常なほど暖かいらしい。それと、地球温暖化のせいかどうかは知らないけど、オホーツク海の結氷面積が狭くなって、風に押し流されたり、押寄せたりの繰り返しで、接岸しても常に流氷があるというわけではないようだ。なかなか流氷観光も運次第、というわけか。ちなみにゴールデンウィークのころに流氷が接岸したこともあったらしい。

乗り場に到着したらちょうど出港するところだったので、急いで乗り込む。
乗ってみてびっくりしたのが、周りがほとんど中国人だったということ。日本人いるのか?という感じで。ちょうど中国は春節だったしね。

ガリンコ号は砕氷なんてするわけもなく、蒼い蒼い海へと向かって航行。いくら流氷がないとは言っても、海上は風があるんで寒い。洋上から見ると紋別の町はけっこう大きい。スキー場もあった。
動物としてはかもめが見えたぐらい。
というわけで、ガリンコ号の真価を味わうのは次にここへ来るときだ。次っていつなんだ?

ガリンコ号を降りてからは、海の中に立っているオホーツクタワーへ。ガリンコ号を降りてすぐのところには雪だるまや氷でできたオブジェがあって、雪だるまはすごくかわいい(笑)

電気自動車がガリンコ号乗り場とオホーツクタワーの間を往復しているけど、とりあえず歩いて向かうことに。でも、歩いている人誰もいないorz
歩いていくと途中でアザラシを飼育しているプールがあった。それを見つつ、オホーツクタワーに到着。ここは海中に立つタワーで地下一階は海面下にある。というわけで、まずはエレベーターで海面下の世界へ。
海面下の世界といっても、冬は生物の動きが乏しく、魚は見られなかった。水槽で飼育されているドクターフィッシュに指の角質を食べてもらったり、クリオネを見たりして最上階へ行くことにした。
最上階からは遠くに知床が望めた、気がする(笑)
1つ下の階には流氷関係の展示があった。ただの観光用タワーではなく、観測拠点としての役割もあるよう。画像から氷厚を測定する研究とかしているらしい。
帰りは電気自動車で。スムーズに20km/hほどで進み、快適。

遠軽行きバスの出発までは時間があったので、近くにあるとっかりセンターでアザラシを見る。一つのプールでは寒い中スタッフの人が掃除をしていた。お疲れ様です!

奥を見てみるとなにやら団体さんがアザラシを囲んで写真を撮っている。ちょっとお邪魔してみると、マレーシアから来た団体さんらしい。記念撮影をしている人たちの中に僕も紛れ込み、アザラシと戯れつつ写真を撮らしてもらっちゃいました(笑)よく飼育されているからか、おとなしくてかわいかった。

記念撮影してとっかりセンターを離れ、バス停へ。しかし、バス停に着くと時刻表が全くない。ネットで時刻表確かめているから来るはずだが、不安になる。バス停のすぐそばに自動車用品店があったんで、尋ねてみるとわざわざバス会社に電話で確かめてくれた! ちゃんとダイヤどおりに来るらしい。本当にありがとうございますm(__)m

乗った遠軽行きバスは旧名寄本線代替バス。これで中湧別まで。しかしながら、途中全く何もない。ところどころ牧場でもやっているのかというお宅が見える程度。バス停の名前も「○○何線」という座標みたいなものばかり。だから小向バス停(かつては行き違い可能駅だったらしい)近くで郵便局の明りをみたときにはほっとした。こんな原野ばかりのところを鉄道が走っていたのかと思うとすごい。

日はすっかり暮れ、真っ暗になってから中湧別に到着。中湧別は銀行もコンビニもある街。それまでが何もなかったからすごく大きい街に見える。GAP効果だ(笑)

中湧別では旧湧網線代替バスに乗り換えるけど、少し時間がある。今日泊まるサロマ湖ユースホステルの夕食提供時間にはバスの都合で間に合わないので、コンビニ(セブンイレブン)へお弁当の調達に行く。普通にから揚げ弁当と、「オホーツクあばしり牛乳を使ったシュー」というのを購入。
それからバス停に戻る。かつては鉄道の要衝だった中湧別。駅の跡地は道の駅になっていて、温泉があるらしい。しかし、時間がないため入浴できず。あと鉄道資料館もあり、ホームと昔の汽車が保存されている。今度来る機会があったら是非見てみたい。

そうこうしていたら、網走行きバスが到着。このバスは土休日運休のため、有休をとっていなかったら乗れないことになる。バスの旅は危険すぎる。乗客3人で網走へ向けて出発。

途中はやはり何もない。「○○宅前」というバス停もいくつかあった。家以外にランドマークがないようなところなんだなと。それでも、計呂地や佐呂間は少し市街地っぽい雰囲気があった。特に佐呂間は食堂や商店が狭い地域に集中していて、駅前的な雰囲気があった。やっぱり鉄道が走っていたときの痕跡が残っているんだな。
佐呂間から地元の高校生が乗ってきて、浜佐呂間へ。彼女達も浜佐呂間で降りた。僕はユースホステルのペアレントさんの車、高校生たちは自宅の車が迎えに来ていた。

ユースホステルは車で2, 3分程度。着いてみてペアレントさんから「今日誰も泊まっていないから」と言われ、驚き。いくら流氷観光シーズンのピークには少しずれた平日とはいえ、ほかに一人ぐらい泊まっていてもいいじゃないか! まぁ、おかげでユースホステルの会員価格で泊まらせてもらえたわけだがw
星が良く見えるという評判だったけど、微妙に曇っていて見えず。お弁当を食べて風呂に入り、持ってきた「容疑者Xの献身」を少し読んで早々と就寝。11時前には寝たんじゃないのかな。