電脳コイル(★9点)
flitter氏(id:flitter)のところで取り上げられていてかなり気になっていた作品。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: DVD
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でも、そんな痛みや悲しさに向かうことで、細い道がつながるという希望も感じられる。最終話でのイサコとヤサコのように。勇敢さと優しさが人をつなげ、痛みや悲しさを飛び越えてさせてくれる。
細かい話では、物語に描かれている世界がとても興味深かったです。電脳物質とかある高度な科学技術社会にも関わらず、景観は今のまま。未来って、ひょっとしたらこんな感じなのかも。サッチーとかいなくていいけど(笑)
JR東日本のシステムが最近たびたびぶっ飛んでますが、社会に溶け込んだシステムはいずれ実体的な社会と乖離して、独自の世界を新たに作り出すのかもしれない。
面白い作品だけど、やたらと設定が込み入っていて、最終話あたりで一気に「そうだったのか!」というのが多くて、ちょっと見ていて疲れるところがあった。映画のプログラム的なものが必要だなと思った。電脳メガネのこととか、メガマスのこと、電脳医療のこととか。