fibercity

秋葉原UDXでやっている展示会、「shrinking cities X fibercity @ akihabara」に行ってきました。

会場のほとんどを占めているのは東京大学の大野秀敏一味が提唱する「fibercity」の展示。人口縮小の未来における東京の姿について提唱しているもの。
実現するかどうかは別問題として、面白いアイデアだなと思いました。緑地を線状にすることで同じ面積でもたくさんの家屋が緑地にタッチできるという考えには驚いた。今まで緑地は面的にまとまっているのがいいのだと思っていたので。外環が開通したら首都高の通行者減るのかねえ。
もう一つはドイツの学者の人がいう「shrinking cities」について。東欧やロシアを中心に人口減が進んでいるという話は聞いていたが、実際に統計データを見るとそのすさまじさがわかる。ロシアのイヴァノヴォでは食っていくために郊外に小菜園や庭の土地で農業を営んでいるという話は縮小し、基盤が衰退した都市の姿を如実に表している。

この「fibercity」「shrinking cities」が展示の二本柱だったけど、東京ガスやNTT都市開発が少し展示していた自社の活動も面白かった。NTT都市開発は思っていた以上に面白い建築を創っているなと。

週末を中心に「トークイン」というイベントもあって都市、造園、建築の著名な方々が語るイベントがあるみたい。吉見俊哉氏なんかも来るようで面白いとは思ったが、予定が合わん...