シムソンズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/07/28
- メディア: DVD
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カーリングを扱った作品だけあって舞台は北海道常呂町*1。ソルトレークシティーオリンピックに出場した女子カーリングチームをモデルにしているんですね。キャストは
みんな面白かったとは思うけど、酪農農家の娘を演じた高橋さんが一番よかった。登場してからしばらくかけていたメガネは一見の価値あり。「変わりたい」というようなことを口にしていたのはローサだったけど、一番変わったのは何を隠そう高橋さんです! 彼女の姿を見ていると、一生懸命に何かに取り組むことが人間を成長させ、変えてくれるんだということが良く分かります。そして、心を閉ざしている天才カーリング少女を演じた美菜さんに笑顔が次第に戻っていく姿に心が温まる。なぜ主演にローサが抜擢されたのかはよくわからないけど、今よりもイタリア人っぽい顔していますね。なっちゃんは普通にかわいかったですね(笑
コーチ役だった大泉洋もなんかかっこよかった。大泉洋だからかっこいいわけはないが、カーリングに対して心のある思いを抱いているんだということが伝わってくる。この作品、シムソンズの4人だけじゃなくて、大泉洋に注目しても面白い。まさか最後でコーチの資格がないことが判明するなんて... そして、息子の「がんばれシムソンズ」というお絵かきを見てカーリングホールへ向かう。ベタだけど感動するぜ! あと、フェアプレイに徹して敗北した大泉に夏八木勲(石神さん)が「お前は常呂の恥なんかじゃない 誇りだ」というところでも。まったくもう
青春映画の王道を行く作品のため、やはりスウィングガールズに酷似してしまうのは仕方ない。予算が明らかにスウィングガールズよりも少ないためか、描写が適当だったり、状況説明が不十分だったりするところがあったけど、こういうのが大好きな人にはお勧め。逆に好きじゃない人にはとても勧められません(笑
カーリングについてよく分かるのはいいです。ラインなんてあったんですね(爆) シムソンズがオリンピックに出たのはソルトレークですが、僕はこのころ受験生だったので何も見ていませんし。
最後に、ローサの母が言う「こういうバカが必要なのよね」というせりふはジーンときます。何かを成功させるには基地外と言われるぐらいの気持が必要なんですね。