くるり

いまさらながら、くるりレビューの最終版、つまり音楽としてのレビューを。

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)

とにかくこんなすばらしいサウンドを生み出すバンドを見逃していたという事実が悔しいです。

何がすばらしいかと言うと、押し付けがましくなく、心に響く言葉をさらりと歌い上げるところです。ロックなんで、力が入ったヴォーカルもありますが、決して「聞かされている」という感じがしないところがすばらしいです。ヴォーカルで作詞作曲を務める岸田繁氏は僕と同じで鉄ヲタなのですが、本当にかっこいいです。「赤い電車」は言わずもがなですが、「街」で”京阪電車の窓から見える君の背を追って”というのも忘れずに^^

ほとんどの歌がありのままの人間、特に男性を描き出していると思いますが、その中でおすすめなのは

Disc1

Disc2

  • 東京
  • SUPERSTAR

Disc2のほうが好きです。「東京」はくるり好きの後輩がおすすめしていた通りの名曲。僕が14歳のときに一人で東京都心に出てきたときを思い出しました。そのときからしばらくたってリリースされた曲なんですね。当時はぜんぜん知らんかったけど。これのカップリングが同じくDisc2に収録されている「尼崎の魚」なんですね。面白い。「SUPERSTAR」も名曲! 誰もに共通するものがあるということを思い出させてくれます。

ブックレットの詞をじっくり読みながら聞いてみるのがいいでしょう。Disc3は詞が書いてないけど... そして、彼らの京都への愛は本物です。