祖谷

先月行った祖谷の話。
かずら橋、祖谷温泉に行きました
大歩危駅からかずら橋行きのバスに乗車。乗っていたのは僕と観光客一組。「バスはピンチです」という幕がフロントにかかっていたけど、それがリアルに伝わりすぎだ。

とはいえ、3連休ということでかずら橋はやはり混雑。500円(ちょい高い)の入場料を払って橋を渡る。
鉄筋で少し補強してあるようだけど、川面が見えるんで、ちょっと怖い。思わず慎重に歩を進めてしまう。でも、スリリングで楽しい。

橋を渡り終えた後、平家落人伝説のある琵琶の滝へ。真夏であることを忘れてしまうほどさわやかだった。
その後、川を眺めた。

賑やかなかずら橋から、阿波池田駅行きのバスで出発。乗客は僕一人。大丈夫か四国交通...
しかし、この路線はすごかった。

大歩危駅に向かう道が分かれる西祖谷局前からは、とにかく道が狭い。行き違いがしんどいほどで、バスもバックしたりしてなんとか対応していた。運転手さんの話では「バスが通る道では日本一狭い」とか。休日にこの路線を担当することを知ったときには「マジかよ...」という心境だったらしい。ベテランの運転手さんでもこう思わせるほど、すごい道でした。

その道の横は祖谷渓。水面がとても遠い。こんなに深い谷を目の当たりにするのは初めてじゃないだろうか。
祖谷は秘境と言われていたけど、確かにそうだ。

そんな風に秘境ムードが高まる中登場する一軒宿が「ホテル祖谷温泉」
ケーブルカーで降りる露天風呂で有名なところなので、僕もそこへ行くことにする。

ケーブルカーの傾斜角はなんと42度。標高差は170m。こんなに険しいところに露天風呂を作るなんて、酔狂だ。

エレベーターをちょっと大きくしたようなサイズのケーブルカーで向かった温泉は、ちょっとぬるめの硫黄泉だった。