上田電鉄

5月30日のお話です。

高校時代の塾の友人と「週末日帰りパス」で長野新幹線に乗り込み佐久平まで。佐久平では小海線に乗り換えて小諸まで。小諸からしなの鉄道に乗車し上田駅に到着。
ちなみに、小海線は今をときめくハイブリッドでした。

峠の釜めしのおぎのやが出迎えてくれる上田電鉄上田駅。ローカル私鉄の駅とは思えない近代的な感じです。

窓口で「外湯入浴券つききっぷ」を買ってから改札を通り抜けると、そこには東急の電車が。高架のホームにワンマンの電車が発着しているなんて、池上線の五反田駅みたいだ。ていうかこの車両は池上線とか多摩川線で使われていたタイプだし。

そんな東急...

いや、上田電鉄は高架の上田駅を走り、千曲川を越えて別所温泉に向かって走り出しました。
千曲川を越えると住宅地。それからしばらく行くと農地が広がる。

中間駅では唯一の有人駅らしい下之郷では車庫もあって、丸窓列車っぽい車両が休んでいました。

下之郷を過ぎると塩田平に突入し、田園地帯の様相が強まってくる。
中塩田駅は朽ち果てていた。でも、洋風で風情がある。こういう駅に出会えるのはローカル私鉄のありがたさ。

この一帯は麦の栽培が盛んなのか、田んぼに混じって麦畑も広がっていた。穂が黄色く色づき、麦秋って言葉を初めて実感した。

そんな風景を楽しんでいると、電車は終点の別所温泉駅に到着。
別所温泉駅は洋風の絵になる駅舎と、低い柵の隣に電車が停まる、なんだか心温まる駅だった。田舎に遊びに行ったような感じがする。

ここから歩いて別所温泉に出かけた。