みすゞ潮彩

この前の11月三連休に新下関から仙崎までみすゞ潮彩に乗ったので、レポートします。
0系新幹線新下関に到着し、山陽本線ホームへ。みすゞ潮彩号の発着場所は山陽新幹線の高架下で薄暗く、全くもって雰囲気がない...

発車直前に列車が入線。指定席1両、自由席1両の2両編成。指定席はぜんぜん取れなかったので、自由席に乗車。

乗車してびっくり!
普通の列車やん!

観光列車という面影は全くない。外側の塗装を変更したのみ。以前きらきらみちのく下北の自由席に乗車したことあったけど、マリンビューのちゃんとした観光列車だったよ。
さらに、下関に着くと明らかに地元の人と思しき人たちが大量に乗車してきた。完全に日常列車ですorz

一方、指定席はマリンビューの座席で、非常に観光列車らしいつくりになっていました。しかし、自由席と指定席の格差はこれだけではなかった!

列車は山陰本線を北上。途中の梶栗郷台地には駅のそばにジャスコがあるなど、小串あたりまでは下関の郊外的な車窓風景が多かったです。
小串を過ぎると海が近くなってきて、列車が停車。ビュースポットでの景色満喫タイムに入ります。線路には「みすゞ潮彩」と書かれた停車位置の表示があります。
日本海側の海って色が濃くて華やかさには欠けるけど、透明度が本当に高くて美しい。途中には夫婦岩的なスポットもあり、海の風景をエンジョイできました。

自由席は観光客が居座る一方、地元の人が入れ替わり立ち代り乗ってきた。海女さんをやっているというおばあさんに絡まれたりしながら長門市が近づいてきた。おばあさん、木の枝を背負っていたけど、何に使うんだろう。
一方、その間指定席ではなにやらイベントがやっていたようです。紙芝居とギター演奏っていうことはわかったが、その詳細はわからず。だって音声すら自由席には入ってきませんからねえ。恐るべき格差社会... せっかくの観光列車なんだから音声だけでもおこぼれに預からせてください(m__m)
「お父ちゃん、僕も指定席乗りたいよ〜」
「席取れなくてごめんな...」


長門市からマニアックな仙崎支線へ。市街地を通る普通の路線を走って、終点の仙崎に到着。たくさんの人が降りて、みすゞ潮彩号は引き返していきました。

会社の同期の長門市出身者が「長門市何もない」と言ってましたが、私は青海島や天才美少女金子みすゞの記念館を訪れたのでした。

さて、みすゞ潮彩号の総括ですが、
指定席:観光列車「みすゞ潮彩」
自由席:「みすゞ潮彩」にくっついている何か、単なる付随物
という扱いはいかがなものか。
せめて自由席も改造してくれ〜お金ないのわかっているけど...
あと増結! 山陰一帯の「2両つないどきゃ文句ないだろ!」的な考え方はここではあてはまらない。

まあ、日本海はきれいですよ。仙崎直通というのもマニア的はポイント高いです。