10/12 伊予

午前7:00、道後温泉着。前日の午後7:10に新宿を出ているんで、ほぼ半日バスに乗っていたことになります。夜行バス乗車の自己最長記録を更新(笑)*1
早速道後温泉本館へ。朝なのに混んでいるのは、さすが人気のある温泉。近くに、椿の湯というのもあるんだけど、なぜかこっちに来てしまう。

さっぱりしてから商店街を歩いていると、パン屋さんが開いていたので、くるみパンとコルネを購入。くるみパンは京都の柳月堂を思い出させる味わいで、非常においしかった。それから路面電車松山市駅へ。


四国一の乗降者数を誇る駅松山市は、駅ビルはでかいけど、構内はこじんまりとしていました。そこからこれまたこじんまりとした2両の電車で郡中港へ。典型的なローカル私鉄。沿線は住宅街とところどころ農地で、特に面白いものもないけど、すごく地域密着な雰囲気を感じる。


郡中港駅からはすぐ向かいにあるJRの伊予市駅へ。普通に乗って内子駅に向かう。
内子駅は高架駅で、なんか妙に近未来。そんな内子駅で自転車を借りて、古い町並みを見に行った。
とりあえずは坂を上って途中にある木蝋の博物館を見てから、街の一番奥にあるお寺に向かう。涅槃仏がいて、タイのお寺みたいだった。後ろにある建物は木の肌が武骨なのに、奇妙な感じ。
ここから自転車で坂を駆け下りて、伝統的建造物群保存地区の入口にある伊予銀行の前に自転車を置いて散策を開始。

早速目に入ったのが酢卵の看板。そういえば桃鉄に酢卵ジュース屋とかいう物件あった。というわけで、300円払って、飲んだ。ゆずとアセロラが入っているらしく、べつにすごくすっぱいということはなかった。ただ、そのまま飲むとすごくすっぱくて飲めたものじゃないらしい(店のおばあさん談)
酢卵ジュースで元気を充填(?)したあと、手づくりろうそく屋さんを見ながら坂を上っていくと、突然酔っ払いのおじさんにからまれ、カフェっぽい店のカウンタに連れて行かれてしまった(汗) いろいろとお話されていましたが、今となっては覚えていない。イチジクの甘露煮を食べさせてもらいましたが、お金はどうなったんだろう? たまにこういう方いますよね?
伝建地区全体としては、観光客がけっこう歩いている割にはうるさくなく、落ち着いた感じでした。ただ、もう少し押しがあって、ぎらぎらしていてもいいかも(笑)。 みかんや栗の無人販売所が点在しているところなんかは、素朴でいいんだけどね。


その後、内子座行ったところ、ちょうど演歌ショーがやっていて、見学ができんかったorz 奈落とか見られるって聞いてたのに。 演歌歌手は大物でなく、ひょっとしたらのど自慢的なイベントだったのかもしれない(笑)

お食事は「さつまめし」で。冷えた味噌汁(っぽいもの)をご飯にかけながら食べるという、少し宮崎の冷や汁に似た感じの料理(こちらのほうが甘い)。
うーん、おいしくないとは思わないけど、すごくおいしいとも言えない。なんとも微妙なお味でした。小鉢の煮物に入っていた栗がおいしかった。


その後、「商いと暮らし博物館」を見ていたら乗る予定だった列車に乗り遅れそうだったのでダッシュで駅に向かい、自転車を速攻で返して駆け込み乗車(汗) なんとか間に合いました。

特急で伊予大洲駅に向かい、以前乗り逃した予讃線の海側へ向かう列車に乗る。
太陽の光を照り返す肱川の流れを見ていると眠くなってきて、伊予長浜駅のあたりで意識がとんだ(汗)
さて、予讃線のこの区間伊予長浜駅からが本番で、線路のすぐそばに瀬戸内海がやってきます! そして、その雰囲気は下灘駅で最高潮に達し、降りた。

この下灘駅、一昨年放映された「HERO」のスペシャルドラマに登場するなど、各界からの注目度が高い駅。それはやっぱりこの駅の後ろに迫る海の力。何かが突き抜けたかのように思えるスカッとした風景と、キラキラ輝く水面が心を包んで。
下り列車でやってきて、下灘駅目当てで降りた人に写真を撮ってもらったり、駅の近くを散策したりしてから再び上り列車に乗車。うわさ以上の素晴らしい駅にさよなら。


松山駅で立ち食いうどんを食べてから、多度津行きの各駅停車に乗車。途中行き違いや特急の追い越しでやたら時間がかかった。それから乗り換えて坂出。さらにマリンライナーで岡山へ。駅近くのカプセルホテルに宿泊。

*1:今までは坂出駅から東京駅