受験の神様(★8点)

もう今クールのドラマがやっているのにいまさら前クールのレビュー。

この作品、正直途中で見るのやめようかなと思うことありました。いくら璃子さんが出てるからといっても怖いし(をぃ 義嗣くんのママ*1は怖いし(をぃ
実際、最低視聴率は6.2%を記録し、打ち切りの話もあったのではないでしょうか。最終回近くでは10%を越えてきましたが

璃子さん、全くといっていいほど笑ってくれません。心の中で嗤っているかもしれませんが。笑顔が見られるのは最終回でハーバードの入学を辞退するところぐらい。もっとも、このときは生きててよかったぐらいに感じたんですけどね^^ゞ
この極端なキャラクターがまずかったんかなとは思います。実際、璃子さん演じる道子が人間性を示し始めると10%越えましたし。でも、そんな風に変わっていったから楽しかったのかな。

あと、この作品で忘れてはいけないのは広くんを演じた長島弘宜くん。彼の明るく、時には深く落ち込む人間味溢れるキャラクターは本当によかった。ほほえましい。これからもがんばってほしい

作品のテーマとかはよくわかりません。まあ、受験ってのも悪いもんじゃないだよってことなのかもしれませんが。義嗣、広、恵美の3人が心を通い合わせ、道子が変わっていったように、数字で評価されるとはいえ人間がそこに存在する限り温かさとかもあるんだしね。
視聴前はもっと教育界にメスを入れてやるぜ的な作品かと思っていましたが


ここからは個人的な話ですが、別に受験で人生が変わりはしません。学歴どうこうという話はあります。ただし、あくまでこれは「割合」での話です。そりゃあ東大卒の社会的エリートが多いのは事実ですよ。でも、全員がそうなわけじゃあない。就職で苦しんでいる人もいます。
大切なのは、考えること、そして行動すること、人と関わりあうことをやめないことです。これができない人間はどんなに学歴が高くてもただの偏差値エリートで終了です。志望校に合格した義嗣君、恵美ちゃん、ぎりぎり滑り込んだ広君の学生生活が実り多ければいいね

*1:宮地雅子