スワロウテイル

いまさらこんなものを借りてきてみました。

スワロウテイル [DVD]

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今は円が一番強い時代ではないけれども、将来の日本を考えると外国からの人口の流入が増えることは間違いない。そして、こういうスラム的なものが形成されることも考えられる。特に都市縮小が言われる人口減の中にあっては、郊外に空きビルや空き家が出て、そういうところが外国人の根城になるだろう。

と、考えると円都の話は実はすごくリアルだ。どう制御するかということをこれからの都市計画家は考えていかなければならない。

中国人キャストはアンディ・ホイだけなんだけど、渡部篤郎とか三上博史がすごく中国人らしく見えてびっくりする。CHARAのしゃべり方も中国人の娼婦らしい。「あいのうた」が流れるのはエンディングだけだった。意外。「NANA」の「GLAMOROUS SKY」みたいな使い方をされると思ってたんだけど。

ストーリー的にはそれほど明確なわけではなく、別にハッピーエンドでもなければかといって最悪というわけでもない。三上博史演じるフェイホンの死ぬシーンは「えっ、死んじゃうのかよ」と驚かされたけど。
退廃的で、しかしその中でもゆっくりと変わっていくアゲハだけど、ラストシーンでいう「お店」、これは何だろう。

面白いけど、僕的にはちょっとわからないところ読み取れないところがありました。まだまだ修行が足りん。