キューバ
200万都市が有機野菜で自給できるわけ―都市農業大国キューバ・リポート
- 作者: 吉田太郎
- 出版社/メーカー: 築地書館
- 発売日: 2002/08/01
- メディア: 単行本
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キューバ、首都ハバナが「ユートピア」となっていることがわかります。物は経済封鎖でほとんどない。だけど、人類が産業革命以前から持っていたものを活用し、現代の科学技術も駆使し、サステイナブルで豊かなまちを作っている。
キューバといえばWBCとかオリンピックで日本を苦しめた野球、それと映画「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」*1ぐらいのイメージでした。あとキューバ危機とかひげのカストロ国家評議会議長とかね。
この本を読むまで、キューバがここまで「豊か」だとは思ってませんでした。物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさを手に入れています。安心できる食料、高度な医療と教育、日本人には想像できない経済的な逆風の中、このようなものを作り上げたキューバの人々にはただ感嘆するばかりです。
*1:見たいと思っているんですけど見られてない...