決勝戦

もちろん見ました。

マテラッツィがファウルを犯してPKをとられた! あのプレイは流してもおかしくないと思うけど、マテラッツィバイアスがまたもや発動してしまったのか?
PKを蹴ったのはもちろんジダンクロスバーにあたって入るという、この大一番でやるには似つかわしくない心憎いシュート。やっぱりあなたはファンタジスタです。

しかし、黙っちゃいないのがイタリア。そして、マテラッツィチェコ戦のときのようにヘッドでゴールを決めた!

この後のことはあまり覚えていない。やはり延長後半に起きた、あまりにも予想外なドラマのせいだな。

僕はトッティがゴールを決めると予想したんだけど、そのトッティはほとんど消えていて、フリーキックのときぐらいしか注目されるところはなかったね。イタリアはイアキンタデルピエロとオフェンスの選手がほとんど目だってなかったね。トニは前述の3人よりは目立ってたけど、満足いくプレイではなかっただろうね。

こうして、なんか攻め手を欠いたまま90分終了。

延長前半の見せ場はやはりジダンのヘディング! が、ブッフォンがイタリアにはいた!

そして、もう、何もかもが嘘だったと言ってほしいぐらいの延長後半に突入…

あのシーンは、結局何が原因だったのか? そんなことはわからない。
ジダンは8年前も暴行で出場停止になっているよう、ファンタジスタでありながら決して飄々としたプレイヤーではなく、あふれんばかりの闘志を持った人間である。
マテラッツィの前を歩き、振り返って思いっきり頭突きを食らわす。誰も予想しなかった行動は、本能から生まれたものだったんじゃないかな。

この後のプレイもあまり覚えていない(汗 ビエイラ、アンリがベンチに下がっていたフランスにはもう求心力のある選手はいなかったと思う。フランスの快進撃を支えたマケレレは「黒子」という言葉がものすごく似合う人だし、結局キャプテンマークをつけたバルテズもベテランだけど、かなり違和感があった。

PK戦は、もうイタリアの勝ちのために用意された舞台でしょう。これでフランスが勝ったらすごすぎるよ。


こうして、2006年のワールドカップは終わりました。
♪あんなに燃えた夏がすぎると 切ない夜が長くなるZARD 「Get U're Dream」)