葉桜の季節に君を想うということ(再読)

先週末の京都行きの行き帰りに再読してみた。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

「反則じゃね?」とも思ってしまうトリックはネタバレしているんだけど、それがよかったのか、スカッと読めた。

以下はネタバレです。
やっぱり成瀬将虎かっこいいわ。最後の麻宮さくらを口説くシーンの台詞なんか。年寄りだとか若者だとかどうでもよく思えるほどのオプティミスティックな思考には驚くしかない。どうしても限界を決めてしまったり、ネガティブモードに入ってしまったりすることがある俺にのしかかってきた。

安藤士郎の遺書もかっこいい。人のために死ぬ? 自己満足?
どんな形であれ、目的・目標を持って生きている人はかっこいい、そんなこと思った。

初見のときはどうしてもトリックに驚いて、すべてがひっくり返された感じがしていたんだけど、再読すると細かい描写に目を配ることができて面白い。
あとは実写化を待つだけですね(ぇ

次は万城目学プリンセス・トヨトミ」を再読してみよう。