初恋
友人と渋谷で宮粼あおい主演の映画「初恋」を見た。映画館で映画を見るのは県庁の星以来。
かつての大事件「三億円事件」を取り扱った映画で、宮粼あおいはその実行犯役を務めたやさぐれた女子高生役。
やっぱり宮粼あおいはすごいなと思った。退廃ムードの漂わせ方、そして、そんな中時折見せる笑顔、そのどちらにも心がこもっていて、すばらしかったと思う。
結局三億円事件については何も真実はわからないまま迷宮入りしちゃったんだけど、権力をあっといわせるために犯行が行われたのなら、それもまた面白いかもしれない。今僕が権力を意識することなんてないけど、あの頃って学生運動とかあったし、そういう雰囲気があったのかな。
映画では実行犯を務めた女子高生(みすず)のこれからは描かれなかったんだけど、その先は本当に気になる。世間をあっと言わせる事件を起こしたあと、何を思い、何を考えながら余生を過ごしたんだろう。そして、犯行計画を立てた岸はいったいどうなったのか?
映画のタイトル「初恋」。作品中でほとんど語られることはありませんけど、やっぱり切ない。
ところでですが、この映画って京都では京都シネマとイオンシネマ久御山でしか上映されてないんですね。ていうことは市内では京都シネマだけ。京都シネマって通好みの映画を放映しているところというイメージがあるんですが*1
その後、表参道のnakata.net Cafeに行ったんだが、閉店時間が早くて30分ぐらいしかいられなかった。まあ、記念にはなったからいいかな