植民地朝鮮の日本人
- 作者: 高崎宗司
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/05/20
- メディア: 新書
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日朝修好条規締結以降の朝鮮における日本人の歴史について紹介している。日本が朝鮮から米を大量に輸入していたことなんかはこの本を読んで初めて知った。
また、この本の主題は日本人が朝鮮人にどう接していたかということ。日本人が白米を食べ、朝鮮人は雑穀を食べていたとか、日本人が朝鮮人よりいい暮らしをし、朝鮮人をないがしろにするようなことをしていたのだということがわかった。
構成が短いエピソードをいくつか羅列しているという感じなので、展開での盛り上がりが欠けたのが残念だが、日本近現代史や朝鮮近現代史を理解するためには有益な本であった。