劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション「ミュウと波導の勇者 ルカリオ」

この間の日曜日に見に行ってきました。見た映画館は最近二条駅のそばにできた「TOHOシネマズ二条」。今まで私はシネコンというものにはいったことがなかったのですが、結構面白いものですね。竹や石庭を思わせる内装が京都らしい。

ポケモンなんで見ている人は子供づればかりだったです。

ミュウって天真爛漫でかわいいやつなんですよ。遊び相手をほしがってピカチュウを連れて行ってしまい、ピカチュウがサトシのところに帰りたさそうにしているのを見ておもちゃで楽しませようとしたりと。見ていて本当に楽しい!

ルカリオは信じた主人に裏切られたと思い、人間を信じられなくなっているポケモン。昔、主人が自分を杖に封印して立ち去ったことが心の傷となっている。
そんなルカリオはサトシに主人アーロンと同じ「波導」を感じ、一緒にミュウのいる「世界のはじまりの樹」を目指していく。そして、その中でルカリオとサトシは何度もぶつかり合う。ルカリオピカチュウとの友情を否定するようなことを言われ取っ組み合いのけんかをするようなシーンもあります。

サトシは世界のはじまりの樹でピカチュウと出会います。ピカチュウとサトシは強い友情で結ばれているのです。ほんと、サトシがピカチュウをロープでむすんで引きずって歩いていたときが遠い昔のことのように感じられるほど。いやあ、このシーン懐かしいなあ。

この映画の結末はさびしく、物悲しいものでもあるけど、最後にルカリオはアーロンが自分を思いやってくれていたことを気づき… 友情というものを信じてくれたように思えます。

結局見入ってしまったこの映画。大人になるにしたがって、子供、少年の心は忘れていってしまうもののように思えます。でも、誰もが子供らしい心を持っていて、友達とかそういう金銭的な利益を与えてくれるとは限らないものを信じたいと思っているのは間違いない。心を通わせられる相手がほしいという気持ちは大人も子供も関係ないでしょ。
自分はこの年になっても子供の心を持ちすぎているのでしょう。間違いない。だけど、それが自分なんだから、自分らしく生きていこうと思うのです。

何か信じられるものがあれば、人はそれだけで生きていける。本当にそう思う。