E ~Complete A side Singles~ (通常盤)

このあいだこれを借りてきて聞いてみたんですけど、聞いていて青春への憧憬を感じずにはいられない自分がいるんですよね。
たとえば、最後のシングルである「笑顔日和」の

アリガトウ 泣きたい夜だって 瞳閉じてみれば
鮮やかに映る オレンジの横顔

オレンジの横顔ってすごく美しくて人をひきつけるもののような気がしませんか。そして、このオレンジの横顔という表現が似合うのはやっぱり学校の窓から西日が差し込んでくるというような状況だと思います。
というわけで、このオレンジの横顔というのはただ単に1人の人間の横顔を表しているのではなくて、青春、学生生活というものを象徴しているのだと思います。

さて、私がオレンジの横顔を見たことがあるかというと、それはないです。だって、私は年齢=彼女いない歴ですから。高校時代とかは好きな人いましたけどね、まぁそれはかなわない夢だったというか。むしろ高校時代には思い出したくないこともあって、それは今でも自分の心の中でまれにうずきます。
そして、大学生活。大学生になってからは異性で好きな人(恋愛対象となる人)がいたことはないです。何でないかというと難しい問題ですが、大学に入って女性との距離関係が微妙になったということが理由でしょうか。
高校まで、私はほぼ男女比が1対1の学校にずっと通っていました。大学はかなり男のほうが多いです。私は工学部や理学部ではないので男ばかりではないですが、それでも男が多い。大学にもクラスはありますが、そのクラスって別にいつもいっしょに授業を受けるというわけではない。
というわけで、なかなか好意を抱くまでにいたらなかったのです。
じゃあ、サークルとかどうなんだとおっしゃる方がいると思いますが、それはまた別の理由がありまして。私のサークルは雑誌を作るサークルなんで、サークルのみんなで協力して雑誌の製作にあたらなきゃならないという意識があったのかどうかはわからないが、サークルの人とは「よき友達でありたい」と思っていました。あと、部内恋愛とか限られたコミュニティでの恋愛に引け目を感じていたというのがあった。
と考えると、実は日本の小中高というのは実に面白い男女間距離を作っていたと考えられませんか? 特につながりがあるわけではない、でもつながりを作ろうと思えば作れる、そして一日のかなりの時間を一緒に過ごす。こういう距離が自分には必要だったんじゃないかなって思う。そして、想像などの世界で堕ちていってしまうということが考えられます。

残念ながら、これから先、自分がこのような状況におかれることはないでしょう。企業等に就職したらそこでの人間関係は小中高とは違うでしょう。もちろん大学とも違うでしょう。
でも、ひそかに恋愛というものにあこがれる気持ちはあります。
ZONEのインディーズでのシングル「believe in love」のようなストレートな気持ちをほほえましいと思いつつも、そういうピュアな気持ちを持ちたいなという気持ちがあります。

今までの自分は「出会い」というものを求めてはいませんでした。でも、求めないで与えられるほどそんな甘いものではないですよね。私が滅茶苦茶かっこいいとかそんなだったら求めずに与えられる可能性はありますが、そんなだったら年齢=彼女いない歴なわけがありません。
自分を変えるのは難しいし、今は何かと道に霧が出ている状況だけど、新しい自分を見つけて楽しい人生が送れるようにしたいです。

このCDを聞いて、自分のピュアな気持ちをえぐられたように思えました。


今まで日記で恋愛系のネタを書いたことはありませんでした。それは出会いがないからというのもあるけど、恥ずかしかったんですよね。この日記はいろんな人が見ていて、大学の友人なんかも見ているんで、見つかってなんか言われたらどうしようとか考えてしまって冒険できなかったんです。4回生になって研究室以外の人(研究室の人間はこの日記知らん)と出会う機会が減ったので、ちょっと書いてみました。メールとかきたらやだな(笑)